「深夜１時、僕はひとり漁港にいた」。

こう書くと、おしゃれな小説の主人公になったような気もしますが、違います。取材でした。

今月18日、「朝だ！生です旅サラダ」で、相馬のホッキ貝を全国に生中継しました。KAT-TUNの中丸雄一さんがホッキ貝をさばいて、食べて、見どころ満載の中継となりました。

深夜に漁港にいた理由は“マンガ”というホッキ貝を掘り起こす道具を事前に取材するため。安全上の理由で乗船は叶いませんでしたが、船にカメラを３台設置させてもらいました。週３回、深夜２時に漁に出るそうです。

水揚げ量日本一になったこともある相馬のホッキ貝ですが、震災と原発事故で大きなダメージを受け、取材した磯部地区ではホッキ漁の船は3隻のみ。それでも出漁すれば、１日に1.2㌧ほどを獲ってくるそうです。

 特徴を聞くと、「柔らかくて甘い。味は間違いない」と話していたのが印象的でした。

改めて県内の誇るべきものを全国に発信し続けたいと思いました