8月24日、国内外から様々な意見がある中、福島第一原発にたまり続けているALPS処理水が海に流されました。

私は10月、ALPS処理水の海洋放出をテーマにした番組を制作、放送しました。

今回取材したのは、30歳の若さで底引き網漁の船長をしている、相馬市の男性です。

最初にお会いした時から、男性の発言の強さに驚きました。

「賛成か反対か」で揺れている中、「未来に漁を残せるのか」という言葉。若い世代にも関わらず、すでに先を見据えている姿を全国の人に知ってほしいと思い、取材を打診しました。

皆さんは魚介類をどのくらいの頻度で食べますか？ 豊富な水産資源に恵まれた福島なので、おそらく多くの方が頻繁に食べているのでは、と思います。私もその1人です。

これまでも逆境を乗り越えてきた福島の漁業。様々な意見はありますが、消費者にできることは「感謝し、いただくこと」。

今、そして未来の漁師に希望を託して、私はきょうも魚をいただきます。