今夏、福島は酷暑の予報。涼を求めて、海へ行く方もいるでしょう。

安全に海水浴を楽しむためのポイントをお伝えします。

海で泳いでいて、知らぬ間に沖へ流されることがあります。

「離岸流」という目に見えにくい潮の流れで、岸近くにたまった海水が一気に沖に戻ろうとするものです。

私は小学生の頃、離岸流に流されたことがあります。岸から１０㍍程の所で、父親に浮き輪を預け、泳いで岸に戻ろうとしました。でも前に進まず、次第に体力がなくなり、体も沈んでいきました。

父親が異変に気づいて助かりましたが、ヒヤリとする経験でした。 もし離岸流に流されたら、無理に岸に戻ろうとするより、海岸と平行に移動して離岸流から離れる方が安全とされています。

警察庁によると、昨年７、８月の全国の水難者は６３８人。

夏の解放感で気分が高揚し、注意が散漫になることもあります。

子どもに手の届く範囲で楽しむのはもちろん、大人でも海を侮らないことが大切です。