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2020-08-06

球児のドラマに向き合いたい~坂寄直希(KFBアナウンサー)

小学から大学まで野球一筋。一番印象深いのが高校時代です。家族と過ごすより仲間と過ごす時間の方が圧倒的に長かった。

だからこそ、最後の夏の結束力は凄まじかった。

その夏、私はベンチ入り出来ませんでしたが、出場した選手たちは、私たちのグローブやアンダーシャツを身に着けて試合に臨み、

良いプレーをした時には応援席に向けてガッツポーズ。その姿を見て応援席で声を枯らしました。

そんな経験から、将来は球児たちの最後にかける思いや、一瞬のドラマを声で表現できる仕事をしたいと思い、実況アナウンサーを志しました。

2018年、夢が実現し、「本当に球児のドラマに向き合う日が来たんだ」と、グッと来たのを覚えています。

しかし今年は、新型コロナの影響で夏の甲子園を目指す大会は中止に。

3年生のことを思うと心が痛みました。

そんな中、代替大会が今、大詰めを迎えています。

「球児たちの思いを自分はどう表現できるか」。

全身全霊の実況で、みなさんの2年半の集大成に向き合います。

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