私は今、サッカーJリーグに所属する「いわきFC」の取材を続けています。

先日、「J3優勝・J2昇格」が決まった試合も、小さいカメラを手にスタジアムを駆け回って取材をしてきました。

そんな中で、一番強く感じるのは「スポーツの力は偉大だ」ということです。

以前はサポーターが200人ほどしかいなかったというこのチームの試合に、今や4000人以上が駆け付けます。

優勝と昇格が決まった瞬間のみなさんの喜ぶ顔、歓声は、今も脳裏に焼き付いています。

「200人が4000人」という数字が示すように、スポーツは多くの人の心を動かすことができるのです。

サポーターのみなさんは「いわきFCが浜を照らす光であってほしい」と話します。

11年前の震災を機に生まれた「いわきFC」は、「スポーツを通じて社会価値を創造する」というゴールをめざしています。

私たちにできることは、このチームがこれからも浜通り、そして県内を照らす光となれるようアシストすることだと思っています