3年余り勤務したいわき支社から、10月に郡山市の本社へ異動しました。

いわき支社時代は、東日本台風や、双葉町はじめ特定復興再生拠点の避難指示解除など、重要な出来事を取材。様々な出会いと取材へのご協力に感謝します。

どの取材も忘れがたいのですが、特に残っているのは東日本台風です。

全容が把握できないまま夜が明けると、夏井川の氾濫・決壊で川沿いの地区は浸水。犠牲者を出したほか、多くの住民は避難生活を強いられました。

2度と同じような被害を起こさないため、被災自治体は工夫を凝らしています。

支社の経験を何か形に残したいと思い、異動を前に防災士の資格を取りました。

防災士は専門家の講義を受けた後に試験を受けるのですが、どの講義も台風被害の取材に活かせるものばかりで、改めて防災意識が高まる機会となりました。

自然災害はいつどこで発生するかわかりません。

テレビを通じて少しでも多くの人の命が救えればと思います。