7月に「ふくしまをみつめて」という特番を担当しました。

いままでに経験のない15分間のドキュメンタリーで、県内で活躍するブレイクダンサーに密着しました。

普段のニュース取材とは違って、相手の考えや感情をより深く引き出すことが重要です。しかし私は、うまく引き出すことができませんでした。

全国大会出場をかけて、青森で開かれた地方予選を取材しました。各地から実力のある選手たちが集まっており、私が取材していたダンサーは、予選を突破できませんでした。

絶対悔しい思いをしているはずなのに、その悔しさを物語る言葉は引き出せませんでした。

質問をすれば、誰もが感情を口にするとは限りません。

口にしないのなら、悔しさを表すような動きを見つけて、映像にすることもできたはずです。

その場でしか聞けないことや、撮れないものを、いかに逃さずに取材できるか。

この経験を活かして、その場で届けられる最高の言葉と映像を伝えられる記者を目指していきたいです。