草間彌生 版画の世界―反復と増殖― 草間彌生 版画の世界―反復と増殖―

KFB福島放送 開局45周年記念「松本市美術館所蔵 草間彌生 版画の世界―反復と増殖―」

会期・会場

2026718日(土)〜923日(水・祝)

福島県立美術館(福島市森合字西養山1番地)

開催概要

展覧会名 KFB福島放送 開局45周年記念
「松本市美術館所蔵 草間彌生 版画の世界―反復と増殖―」
会期 2026年7月18日(土)〜9月23日(水・祝)
開館時間 9:30~17:00(最終入館は16:30まで)
休館日 月曜日(ただし7/20、8/10、9/21は開館)、7月21日(火)、8月12日(水)
会場 福島県立美術館(福島市森合字西養山1番地)
アクセス https://art-museum.fcs.ed.jp/access
主催 草間彌生 版画の世界 -反復と増殖- 福島展実行委員会
(福島県立美術館、株式会社福島放送、株式会社福島民報社)
特別協力 松本市美術館
企画協力 朝日新聞社
協力 株式会社草間彌生
協賛 阿部出版株式会社 トヨタカローラ福島株式会社 株式会社東邦銀行
後援 福島県 福島県教育委員会 福島市 福島市教育委員会 福島県商工会議所連合会 福島県商工会連合会 福島県観光物産交流協会 福島県私立中学高等学校協会 ラジオ福島 ふくしまFM 福島コミュニティ放送FMポコ khb東日本放送 YTS山形テレビ UⅩ新潟テレビ21 河北新報社 山形新聞社 新潟日報社

初期作品から代表作までを展観する草間彌生、初の大規模版画展

本展は世界的前衛芸術家・草間彌生(1929~)の版画の世界をご紹介する展覧会です。
草間彌生は1993年第45回ヴェネチア・ビエンナーレにおいて、日本を代表する作家として世界の舞台へと立ちますが、その前後で積極的に版画制作に取り組んだことも、現在の評価につながる大きな原動力となりました。

草間彌生は1979年に版画作品を初めて発表します。そこには米国から帰国後の死や苦悩をテーマにした作品とは対照的に、華やかなモチーフが色彩豊かに表現されています。それまでの抽象的な表現に加え、南瓜、ドレス、葡萄、花や蝶など日常的なモチーフが網目や水玉で構成され、明瞭な色彩をまといます。網目や水玉の増殖が創作活動の根幹にあった草間と、複製芸術である版画は必然的に出合ったと言っても過言ではないでしょう。

近年は、富士山を主題に浮世絵の木版画の技法を用いた連作や、モノクロームのドットによる抽象的な作品など、版画表現の領域を広げ続けています。本展では、松本市美術館の全面的な協力により、初期のリトグラフから最新作まで、約160点の版画作品を展示いたします。版画という技法を通じて、草間彌生の豊かな表現世界とその変遷をご覧いただきます。

草間彌生

前衛芸術家、小説家。1929年、長野県松本市に生まれる。幼少期より水玉や網目を描く。1957年に渡米、ニューヨークを拠点にネット・ペインティング、ソフト・スカルプチャー、鏡や電飾を用いた革新的なインスタレーション作品を発表。さらにボディ・ペインティング、ハプニング、ファッション・ショー、映画など多様な表現を欧米で展開する。1973年に帰国、活動拠点を東京に移し、美術制作に加え、詩や小説の文筆活動も行う。野外彫刻や企業とのコラボレーション、ドキュメンタリー映像などを通じて幅広い世代に知られるようになる。

世界各地の美術館で大規模な展覧会が開催され、2016年文化勲章受章。2017年、草間彌生美術館を東京都新宿区に開館。

代表作に「無限の網」、「無限の鏡の間」、「水玉強迫」、「南瓜」、「わが永遠の魂」シリーズなど。現在も精力的に制作を続ける。

チケット

◎入場料金(税込)

一般・大学生 中・高校生 小学生
当日券 1,500円 1,300円 500円
前売・団体(20名以上) 1,300円 1,100円 400円
  • ※未就学児は無料。
  • ※展覧会の観覧料で常設展も併せて鑑賞できます。
  • ※身体障がい者手帳、療育手帳、精神障がい者保健福祉手帳をお持ちの方、付添者1名は展覧会・常設展とも無料(手帳をご提示ください)。
  • ※年間観覧券をお持ちの方は会期中、企画展・常設展とも観覧できます。

前売券販売期間:2026年4月1日(水)~7月17日(金)

前売券について

販売期間:2026年4月1日(水)10:00~7月17日(金)23:59(実店舗は営業時間に準ずる)

会員登録不要!手数料0円!スマホで入場! 公式オンラインチケット ご購入はこちら
プレイガイド/販売店 購入方法 住所・URL
電子チケット
公式オンラインチケット
WEB https://www.e-tix.jp/yayoikusamahanga_fukushima/
紙チケット
セブンチケット
店頭 セブンコード:114-472 セブンイレブン店内のマルチコピー機で購入
Web https://7ticket.jp/s/114472
紙チケット
福島放送 本社
店頭 〒963-8535 郡山市桑野4-3-6 (平日 10:00~17:00)
Web https://www.cnplayguide.com/KFB/
紙チケット
福島民報社 本社
店頭 〒960-8602 福島市太田町13-17 (平日 10:00~17:00)
紙チケット
福島民報社 郡山本社
店頭 〒963-8531 郡山市桑野2-37-24 (平日 10:00~17:00)
紙チケット
福島民報社 支社・支局
店頭 県内 支社支局のみ 問い合わせは平日10:00~17:00まで、お電話にてお願いいたします。支社支局一覧 https://www.minpo.jp/company/branch
紙チケット
福島民報社 販売店
店頭 県内の各販売店へお問い合わせください。
紙チケット
福島県立美術館
店頭 〒960-8003 福島市森合字西養山1番地 団体は、県立美術館のみで受付
紙チケット
岩瀬書店
店頭 販売時間は各店舗営業時間に準じます。
店舗一覧はこちら→ https://www.iwasebooks.co.jp/store
紙チケット
とうほう・みんなの文化センター(福島県文化センター)
店頭 〒960-8115 福島市山下町1-25 管理事務所 (平日 9:00~17:00)
紙チケット
福島交通
店頭 福島交通飯坂線 福島駅、桜水駅、飯坂温泉駅 各駅で販売

【お得な割引往復乗車券】
観覧券をご購入または前売券をお持ちのお客様に、お得な割引往復乗車券を販売いたします。
〇発売箇所 福島交通飯坂線福島駅
大人(中学生以上)300円 小児(小学生)150円

図録・グッズ 音声ガイド

みどころ

わたしのお気に入り

《靴をはいて野にゆこう》1979年、シルクスクリーン

《靴をはいて野にゆこう》
1979年、シルクスクリーン

1929年、草間彌生は長野県松本市で種苗業を営む旧家に生まれます。草間は花園に囲まれた少女期を過ごし、スケッチをするのが日課となっていました。その類まれな観察眼とデッサン力でいつしか世界を舞台に闘うことを決意します。

1957年、28歳で単身渡米。網目、水玉といった独自のイメージを確立し、約16年間、ニューヨークを中心に創作活動を行います。しかし、体調や心の不調を感じ、1973年に帰国。この時期の作品には、苦しい胸のうちを反映するように、「死」を想起させるものが多く存在します。版画作品が登場したのもその頃からです。

版画作品には、死や苦悩を前面に押し出した作品とは対極にあるような華やかなモチーフが色彩ゆたかに表現され、生命力に満ちています。

輝きの世界

《帽子(Ⅰ)》2000年、シルクスクリーン、ラメ

《帽子(Ⅰ)》
2000年、シルクスクリーン、ラメ

草間は渡米後、1959年に発表した網目でキャンバスを覆いつくす絵画「無限の網(ネット・ペインティング)」シリーズによって、画家として鮮烈なデビューを飾ります。そして、1965年頃からは、電飾と鏡を用いた立体作品の制作を始めました。「ミラールーム」に代表される光の彫刻作品です。合わせ鏡によって明滅しながらどこまでも増殖する光(水玉)は、草間の永遠なるイメージを代弁しているようです。

その輝きの世界は版画作品にも見ることができます。「無限の網」は、心の中のイメージと視覚的、体感的な経験の堆積を整理し、極々シンプルなかたちへ集約したものと言えます。故郷・松本のせせらぎ、渡米時に飛行機の窓から見た太平洋の揺らめきもその要素になっています。版画作品のラメの粒子による瞬きはそれらの記憶と通底しているのかもしれません。

愛すべき南瓜たち

《南瓜(Ⅰ)》1986年、シルクスクリーン

《南瓜(Ⅰ)》
1986年、シルクスクリーン

草間彌生は植物に囲まれて育ちます。家の周りに広がる畑に出かけてはスケッチをする少女時代を過ごします。特にお気に入りは南瓜。その太っ腹で愛らしい姿に惹かれ、幾度も幾度も描いてきました。時を経て、心の葛藤を自己分析によって昇華させた水玉や網目が、草間の幼少期の記憶にあった植物たちと結びつきます。南瓜など身近なモチーフが水玉を纏(まと)うことで鑑賞者は草間彌生の表現に寄り添いやすくなったのかもしれません。鑑賞者と草間の心をつないだ南瓜は、今なお草間芸術の代表的なイメージとして君臨し続けています。

境界なきイメージ

《波(1)》1998年、シルクスクリーン

《波(1)》
1998年、シルクスクリーン

草間は、キャンバスや彫刻作品、さらには空間全体を水玉や網目など同じパターンで覆いつくすことで、自身の中から浮かび上がるイメージは無限であることを高らかに宣言してきました。幼少期から共存を強いられた得体の知れない内的イメージを、草間は芸術によって自らの個性に昇華させることに成功します。それは葛藤と分析を繰り返し、永い闘いの末に手に入れた成果でもありました。

常同反復によるイメージの増殖が創作活動の根幹にあった草間と、複製芸術である版画の出合いは必然だったのかもしれません。それまでの画面上、または同一空間でのイメージの増殖であったものが、版画作品の登場により、草間自身の手を離れた増殖を可能としたと言えるでしょう。

単色のメッセージ

《水玉の集積》1994年、エッチング

《水玉の集積》
1994年、エッチング

シルクスクリーン、リトグラフは草間彌生の原画をもとに刷師が版を作成していますが、本章で紹介するエッチングの作品では、草間自身が銅板に線を描いているため、より直接的なイメージの再現ができていると言えるかもしれません。指先のわずかな振幅や強弱さえも版に刻まれ、それをあえて補正せずに刷り上げられています。小さな銅板にギリギリとねじ込んだ草間のイメージは、色彩のない単色の表現によって、より鮮明に浮かび上がります。

振り返れば、草間芸術の大きな転機にはいつもモノクロームの作品が誕生してきました。新たな表現領域に踏み込むにあたり、まず形状を徹底的に突き詰め、湧き上がって来るイメージを完全にその手中に捉えた後、色彩が溢れ出してきます。土台としてのフォルムが揺るがないからこそ、草間の色彩は天高く舞い上がることができるのでしょう。

愛はとこしえ

《早春の芽生え》2005年、シルクスクリーン

《早春の芽生え》
2005年、シルクスクリーン

「愛はとこしえ」は2004年から約4年をかけて制作されたシリーズで、黒色のマーカーペンで100号のキャンバスに描いた50点を原画としたシルクスクリーン作品です。

顔や目、植物など具体的なモチーフが前面に押し出され、草間芸術の深遠性を知らしめます。

帰国後の版画作品によって、つなぎ留められた記憶は、「愛はとこしえ」によって表出しました。それは、かつて幼少期を過ごした故郷・松本の花園で想像した数多のイメージで、脈々と草間の中に息づいていた大切な記憶であったのかもしれません。

本シリーズは、その後のアクリル画「わが永遠の魂」シリーズへと繋がり、最新シリーズ「毎日愛について祈っている」へ発展を続ける近年の躍進の起点となった作品でもあります。

ご来場のお客様へ

<ご入館について>

  • 展示室には、大きな手荷物及び傘は持ち込むことができません。
  • 館内での飲食はご遠慮ください。(あめ、ガムを含む)
  • 館内記載の注意事項を厳守の上、作品鑑賞をお楽しみください。
  • 会場内での以下の行為はお断りいたします。
    展示品等への接触、動画・写真撮影、模写、鉛筆以外の筆記用具の使用、携帯端末及び電話の使用(電源をお切りください)、その他迷惑行為。

<物販について>

  • グッズはそれぞれ購入個数制限を設けさせていただく場合がございます。
  • ご来館の時期によって、物販会場での取り扱い商品が異なる可能性がございます。
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会期中、講演会、ワークショップ等の開催を予定しています。詳細は後日掲載します。

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営業推進部 024-933-5856(平日10:00~17:00)

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