いわき市水道局をめぐる贈収賄事件で、謝礼の現金は、逮捕された社長の会社で直接手渡されていたとみられることがわかりました。

いわき市水道局の真山佳幸容疑者（34）は、2024年1月に水道局が発注した工事で、秘密事項の設計金額を教え、見返りに現金10万円を受け取った疑いがもたれています。

この事件では、真山容疑者に現金を渡したとして管工事会社の社長松原文司容疑者（74）も逮捕されています。

捜査関係者によりますと、現金の受け渡しは松原容疑者の会社の事務所で行われ、真山容疑者と２人きりの時に直接手渡していたとみられることが分かりました。

警察は、現金の他に見返りがなかったかについても調べています。