2025-11-13 06:15:26 配信

知床沖観光船沈没事故の初公判 乗客家族「悪かったと思って」

 北海道知床沖の観光船沈没事故の初公判で、運航会社社長の桂田精一被告側が無罪を主張したことを受けて、乗客の家族は罪を認めて欲しいと話しました。

 桂田被告は悪天候が予想されるなか、運航の中止を指示せず船が沈没し、乗客乗員を死亡させた業務上過失致死の罪に問われています。

 12日の初公判で検察側は「強風注意報や波浪注意報が発表され、船が沈没する恐れがあったことを予見できた」と主張しました。

 一方、弁護側は「甲板部のハッチのふたが開いてしまう機能不全がなければ航行を継続できた」などとして無罪を主張しました。

行方不明者の家族 小柳宝大さんの父親
「被告人には『悪かったな』ということを思ってもらいたいです」

 判決は来年6月17日に言い渡されます。

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