2025-09-18 06:20:15 配信

“刑事責任能力なし” 放火殺人事件の被告に無罪判決 札幌地裁

 北海道北広島市で生活困窮者向け共同住宅に放火し、2人を殺害した罪に問われている被告に、札幌地裁は無罪を言い渡しました。

 起訴状などによりますと、荻野正美被告(70)は2022年9月北広島市の生活困窮者向け共同住宅で、自分の部屋や廊下などに灯油をまき火をつけて全焼させ、男女2人を殺害した罪に問われています。

 これまでの裁判では被告の刑事責任能力の有無が争点となっていました。

 今月17日の判決で札幌地裁は「善悪の識別に従って自分の行動をコントロールできる能力が失われていた疑いがある」として無罪を言い渡しました。

 札幌地検は「判決内容を精査し適切に対応したい」とコメントしています。

トップへ戻る