首都高速でトラックが乗用車に追突し6人が死傷した事故の裁判で、検察側はトラック運転手の男に懲役8年を求刑しました。

　降旗紗京被告（29）は去年5月、埼玉県の首都高速・美女木ジャンクション付近をトラックで走行中、乗用車に追突し、3人を死亡させ3人にけがをさせた罪などに問われています。

　今月17日の論告で検察側は、反省の色が見えないなどとして懲役8年を求刑しました。

　最後に降籏被告は、謝罪の言葉を述べながらも、「1日でも早く社会復帰したい気持ちもある」と話しました。

死亡した杉平裕紀さんの妻
「もう本当に怒りを通り越してあきれというか、本当に（遺族の気持ちを）分かっていない」

　判決は11月4日に言い渡される予定です。