2025-12-02 20:26:31 配信

自民内からも反発「進め方が乱暴」定数1割削減法案

 自民党と日本維新の会が共同提出する方針の衆議院の議員定数1割を削減する法案を巡り、自民党内から「進め方が乱暴だ」などの異論があり、党幹部への一任は持ち越しとなりました。

自民党 岩屋前外務大臣
「進め方が乱暴だと思いますよね。主権者たる国民の代表をどう選ぶかと、どういう数であるべきかという議論ですから、これはやっぱり与党だけで決めていいことではない」

 自民と維新は衆議員の議員定数を1割程度、削減する法案を国会に提出する方針です。

 法律の施行後、1年以内に国勢調査などを踏まえて与野党の協議で結論を出すように求めています。

 法案の条文には1年以内に結論が出ない場合に小選挙区で25議席、比例代表で20議席の削減が自動的に発動される内容を盛り込んでいます。

 岩屋前外務大臣は「対話する姿勢を欠いている。この条文は外すべきだ」と反発しました。

 自民党執行部は5日にも維新と共同で提出する方針で、3日も会議を開いて一任を取り付けたい考えです。

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