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2020年02月14日 11時58分 配信

樹齢160年「忠七桜」折れる 郡山

郡山市中田町の桜の名所で樹齢約160年の「忠七桜」が、昨年10月の台風19号の影響で根元から折れていたことが分かった。

春の開花を前に、地元住民からは残念がる声が上がり、関係者は桜の再生を模索している。

郡山市などによると、忠七桜は戊辰戦争で戦場の悲惨な様子を目にした宗像忠七さんが、会津の人々の霊を慰めようと、現在の場所に植えたとされる。

現在、忠七さんから五代目に当たる子孫の宗像忠さん(81)が所有・管理している。

高さ約20メートル、幹回りが2メートルほどで、市の観光パンフレットやウェブサイトでも紹介され、毎年、県内外から1万人程度の観光客が訪れていたという。

桜は斜面に植えられており、台風による大雨で弱った地盤に根が耐えきれなくなったとみられる。

倒れた桜は今月中に専門家の判定を受けた後、生きた部分を残して撤去する予定。

根の一部はまだ生きている可能性があり、忠さんらは再生方法を模索している。

現地で13日、先祖と桜の鎮魂を祈る祈祷(きとう)式が行われ、撤去に向けて準備を進めた。

忠さんは「せめて生き残った部分からまた芽が出てくれれば」と期待した。

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