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2020年01月14日 16時51分 配信

只見線全線再開向け 観光スポット整備へ 

2011(平成23)年7月の新潟・福島豪雨でJR只見線が不通となっている金山町で、2021(令和3)年度の全線復旧を見据え、不通区間の駅周辺に体験型の観光スポットをつくり出す動きが出てきた。

町は新年度、会津川口駅近くにある玉縄城跡に遊歩道やビューポイントを整備する方針を固めた。

会津大塩駅周辺では、県内唯一の天然炭酸水の井戸や大杉を巡る散策ルートを地域住民が構築する計画だ。

玉縄城は戦国時代の1544(天文13)年に造られた山城で、1973(昭和48)年に町の重要文化財に指定された。

城跡は川口高の校門付近から約500メートル離れた高地にあり、この間に丸太を用いた階段状の遊歩道を整備する計画だ。

城跡に生い茂っている木々を伐採してビューポイントとし、案内看板を設置する。

城跡からは第六只見川橋りょうや町中心部を一望でき、標高約400メートルの地点にはブナ林がある。

町は写真愛好家や山岳愛好家、インバウンドをターゲットにして集客を目指す。

町西部の会津大塩駅周辺には天然炭酸水の湧く公共井戸「炭酸場」がある。

近くには町重要文化財で樹齢500年を超える大杉「大塩の老杉(ろうさん)」や、宇奈多理(うなたり)神社がある。

大塩天然炭酸水保存会の会員ら地域住民がこれらを巡る散策道を整備し、観光客に豊かな自然や歴史を感じながら歩いてもらう考えだ。

只見線沿線には四季折々の絶景を目当てに国内外から大勢の観光客が訪れているが、会津川口駅(金山町)−只見駅(只見町)間は豪雨災害の影響で不通となっている。

全線再開通に向けては、乗客を沿線地域に引きつける観光スポットをいち早くつくり出す必要がある。

地域内で食事や宿泊を楽しんでもらうための仕掛けづくりや2次交通の充実、沿線全体の観光情報をワンストップで得られる相談窓口の開設なども求められる。

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