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2019年03月15日 12時39分 配信

救命率向上へ期待 12誘導心電図伝送システム

急性心筋梗塞などの救急患者の心電図データを救急車内から搬送先の病院に送り、治療時間を短縮する「12誘導心電図伝送」の県内での普及を目指す研究会が14日、福島医大の循環器内科学、救急医療学両講座を中心に発足した。

研究会は救命率向上につながるシステムとして、県内各消防本部や市町村への周知に力を入れる。

12誘導心電図伝送は救急隊員が車内で搬送患者の心電図データを取り、搬送先の病院にデータを送信する。

受け入れ病院は患者が着く前に心臓カテーテル検査などの準備を始められるため、生存率や予後を左右する発症〜治療の所要時間を短縮できる利点がある。

14日は福島市の県医師会館で研究会の初会合が開かれ、消防職員や市町村職員、医療関係者ら約70人が出席した。

システムを考案した静岡県総合病院集中治療センター長の野々木宏さんが講演した。

大阪府吹田市など12誘導心電図伝送を既に導入している先進地の状況を紹介し、効果を説明した。

導入の実現には「行政(首長)や医師会、病院、消防本部などの連携が必要になる」と強調した。

講演に先立ち、福島医大医学部救急医療学講座の伊関憲教授があいさつし、循環器内科学講座の竹石恭知教授が座長を務めた。

福島県は急性心筋梗塞による死亡率が男女とも都道府県別で最も高くなっており、福島医大はシステムの導入により改善が期待できるとしている。

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