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2021-09-15 23:30:22 配信

なぜ今?狙いは?北朝鮮が“弾道ミサイル”2発

北朝鮮は、日本海に向けて弾道ミサイルを発射しました。 日本政府や韓国合同参謀本部の分析によりますと、15日午後0時半過ぎ、2発の短距離弾道ミサイルが北朝鮮中部から日本海に向かって発射。約750キロ飛行し、日本のEEZ=排他的経済水域内に落下したとみられています。EEZの内側に落ちるのは、約2年ぶりです。 北朝鮮は、ロシアの短距離弾道ミサイル『イスカンデル』に酷似したミサイルを開発し、何度か発射実験を行ってきました。今年、年明けに行われたパレードには、イスカンデルを改良したとみられる新型のミサイルが登場。その2カ月後、発射実験を行っています。 このミサイルと、今回発射されたミサイルは、最高高度が同じくらいという点に加え、韓国メディアは「今回も同じ変則軌道が探知された」として、同じミサイルの可能性を指摘しています。ただ、“短距離”ということで、アメリカ側の反応は抑制したものです。 インド太平洋軍司令部:「アメリカの国民や領土、同盟国に対して直接的な脅威を与えるものではないと判断している」 なぜ、このタイミングだったのでしょうか。 韓国軍は15日午後、SLBM=潜水艦発射弾道ミサイルの発射実験を行い、文在寅(ムン・ジェイン)大統領も視察しました。北朝鮮のミサイル発射は、この直前でした。 さらに、タイミングを見計らったような出来事が、もう一つあります。ソウルでは15日午前、中韓の外相会談が行われ、文大統領と王毅外相の会談も行われました。朝鮮半島の非核化に向けて協力していくことで一致した両国。その直後、北朝鮮はミサイルを発射しました。 専門家は、韓国の背後にいるアメリカを意識してとのことだと指摘します。 慶応義塾大学・礒崎敦仁教授:「バイデン政権と容易に交渉が成立するとは思えないなかで、韓国もアメリカと合同軍事演習を行い、SLBM発射実験を行った。北朝鮮としても遠慮することなく、韓国に対抗する必要があるというタイミング。1月に朝鮮労働党大会で、金正恩総書記が『今年は核開発を進めろ』と大号令を出した。ミサイル開発が進んでいるなかで、きょうというタイミングが選ばれた。アメリカとの交渉に備えてカードを増やしておきたい。多様な兵器を持っておきたいという思いは強いと思う」 一方、韓国は、新たに開発した兵器を次々と公表。文大統領は、これまでになく強気な姿勢を見せています。 文在寅大統領:「我々は、いつでも北朝鮮の挑発に対応できる十分な抑止力を備えているということを示した。 今後も北朝鮮の非対称戦力に対抗し、圧倒できるよう、多様なミサイル戦力を持続的に増強していく」

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