子どもはシビアなお客様
基本、伝道師。
もしくは、添乗員。
時に策略家。
と、その場に応じて様々な役柄を演じている。
絵本のおはなし会での話である。
日曜日、リボンマーケットで、
午前と午後の2回、絵本の朗読会を開いた。
長短入り混じる絵本をそれぞれ4冊ずつ、時間にして30分弱。
子どもの集中力を考えると、これが限界の数字である。
子どもたちはシビアな聴衆だ。
面白ければ多少長かろうがきちんとついてきてくれるが、
興味がなくなったら最後、その後は見るも無残な時間になる。
読み手の基本スタンスは、絵本の世界の伝道師。
もしくは絵本の世界へ誘う添乗員。
大丈夫?ついてきてる?
この後はどうなるかな?
旗を降り先導しながら、子どもと同じ気持ちになっていないといけない。
こちらがワクワクしていなければ、やっぱりワクワクは伝わらない。
こちらがハラハラしていないとハラハラは伝わらないのだ、やっぱり。
集中力が切れてきたなというのは、皮膚感覚で分かるのだが、
ここで、焦ってはいけない。
そんな時の対処法を策略家の私はちゃんと知っている。
声のボリュームを下げる。要は小声にするのだ。
内緒話をするイメージで。
大切なことは、小さなものに隠れている。
消え入りそうなものほど、気になる。
それを子どもたちは本能で知っている。
日曜日も数度、策略家になったのだが、
さて、子どもたちは気づいたかな(笑)
…なんだか偉そうに色々と述べてきましたが、
「声」を使って新しい世界を構築する面白さを、毎度感じています。
お聞きくださった皆さま、楽しんでいただけたでしょうか?
絵本のおはなし会は月に一度のペースで続けています。
また機会がありましたら、どこかでお目にかかれると嬉しいです。
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