まなみの、のんびり〜の

奇跡の犬、ウィル

2016.02.11

Jチャンネルでもお伝えしましたが・・・

9日に東京の小学校の「学校犬」が、郡山市の幼稚園にやってきました!




白い犬がイングリッシュセッターのウィル、

黒い犬はジャーマンポインター系の雑種、ブレスです。

二頭ともかつては福島県内で飼われていましたが、

震災で飼い主と離ればなれになり・・・

ウィルは震災後5か月間、ブレスは1年間も山の中を放浪。

新地町で保護され、飼い主が見つからない犬たちが集う

シェルターで過ごしていました。

そんな二頭ですが・・・

現在は新しい飼い主となった吉田太郎先生(立教女学院小学校・教頭)に引き取られ、

小学校で「学校犬」として活躍しています。

立教女学院小学校は13年前から、

子供たちに命の尊さを伝えるとともに

子供たちの心に寄り添う存在となって欲しいと、

学校で犬を飼っています。

この取り組みが始まった当初は別の犬たちが学校犬でしたが、

先代の死後、ウィルとブレスを含めた三頭が

学校で子供たちと一緒に生活しています。


(学校犬たち/出典:『奇跡の犬、ウィル』セブン&アイ出版)

実は、立教女学院小学校は私の母校。

残念ながら在学中に学校犬の取り組みは始まっていなかったものの、

吉田先生には授業や校内活動などで、お世話になっていました。

今回、先生から福島を訪問するとの知らせを受け、

たまたま休日だったこともあり、一緒に一日を過ごすことに。

震災以降、定期的に福島県を訪れている吉田先生と犬たち。

幼稚園児に、福島県出身の犬と触れ合って元気になって欲しい...と、

郡山市のセントポール幼稚園を訪れた際には、

県内の民放4局と新聞社2社の取材が入り、注目度の高さが伺えました。

(写真: 郡山市・セントポール幼稚園)

その後は会津若松市にある若松聖愛幼稚園も訪問。

園内には、室内でも思いっきり遊べるように、小学校から贈られたクライミング遊具もありました。

遊具には学校犬が描かれています。

(写真: 会津若松市・若松聖愛幼稚園)

ただ犬が「かわいい」だけでなく、

ウィルやブレスの生い立ちを子供たちに話すことで、

命の大切さや動物を飼う責任について考えてほしい。

そして何よりも・・・

可愛い犬たちが放浪しなければならなかった「震災」を忘れないために。

震災から来月で5年。

これからは「支援」ではなく「交流」しながら子供たちに震災を伝えていかなければいけない

吉田先生は話します。

そんな震災を忘れないために、

ウィルについて書かれた本『奇跡の犬、ウィル』が出版されました。

(出典:セブン&アイ出版 本の写真は出版社の了承を得て掲載しています。)

飼い主とはぐれ、放浪してもなんとか生き延びたウィル。

東京へ引き取られた後も、四肢麻痺などの病気を乗り越え、命をつないできました。

吉田先生はタイトルが少し大げさのように感じると言っていましたが・・・

福島で育ち辛い思いをしたウィルが、いま福島の子供たちを元気づけ、

東京の子供たちに震災を伝える役割を担っているという運命も

『奇跡』のように感じます。

私も、ウィルのように

何かを繋げられる存在になれたら・・・と

心動かされる一日となりました。

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