安藤桂子のアン・ドゥ・トロワ

苦しいときにこそ

2018.07.12

西日本が豪雨被害に苦しんでいる。

家が2階まで浸水したり壊れたりする映像は、

津波を思い出してぞっとする。

多くの犠牲者が出て、言葉もない。

そして被災地では、まだこれから大変な時期が続いていく。

震災で苦しんだ分、

こういうときには「何かしなければ」と以前よりも強く強く思う。

ただ、当事者でないと

今何が必要なのかということが

これほど見えなくなるものかと思うこともある。

震災のとき、サポートセンターなどに山積みにされた支援物資を何度も目にした。

物資は拠点まで届いていても

そこから仕分けをして、必要な場所に届けることが難しかったのだ。

今西日本でも交通網が寸断された場所がある。

今何が必要か。

被災自治体のホームページなどに

ボランティアの受け入れ態勢や寄付金の受付について掲載されている。

そちらを参考にしたいと思う。

◇◇◇

「苦しいときに応援してもらったことが、本当に力になった」

きのう東京で行われた新CM発表会で、内堀知事がこう語った。

そう、今年もTOKIOのメンバーが出演して県産農産物をPRしてくれることになったのだ。

4月に山口さんの件を受けて

県は一時TOKIOのポスターをはがすなどの対応を取った。

その後5月中旬までに

県には電話やメールで約600件の意見が寄せられ、そのうち約9割がTOKIOの起用継続を望む声だったという。

「当時はその応対で仕事になりませんでした」

そう県職員は振り返る。

そうした声はもちろんだが、

起用継続となった要因は

問題が起きた後にも「テレビなどでTOKIOのメンバーが福島への熱い思いを語ってくれたこと」だったという。

「TOKIOの皆さんは台本にない自分の言葉で、福島の農産物をPRしてくれるんです。いつも驚かされます」

そう話す県職員もいる。

私も発表会を取材してその意味がよく分かった。

「撮影の合間に農家同士の話をしていた」

「キュウリのイボがかたいのは新鮮さの証」

アイドルの発言を超えていると思った。

福島とTOKIO。

苦しいときをともに乗り越えた先が、楽しみだ。

(福島県のパンフレットより)

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