安藤桂子のアン・ドゥ・トロワ

歩みを止めない

2018.03.11

7年前のあの日、

きっと14時45分まで

誰しも普段と変わらない生活を送っていたことだろう。

しかし、時計の針が46分をさしたあと、

受け止めきれないほど厳しい現実に直面することになった。

東日本大震災と原発事故で

大切な人や物をなくした人は少なくない。

それでも歩み続けた結果、今の景色が広がっている。

先月まで、全国向けのドキュメンタリー番組を手掛けていた。

編集中には

松川浦に押し寄せる津波の映像を

何度も何度も見ることになった。

正直なところ、今でも当時の映像を見るのは辛い。

目を背けたくなるし、どこからか涙が出るし、動悸もする。

私でさえそう感じるのだから、

実際に被害に遭った人たちはよりそう思うだろう。

それでも当時の映像を放送することにしたのは、

全国の人たちの記憶から

震災のことが薄れてきていると感じるから。

福島の今の姿を知ってもらうにはいいことでもあるけれど

教訓として生かさなければいけないことが多くある。

KFBにも、震災当時の県内を知らない後輩たちが増えてきている。

この先、もっと増えていき

いつか知らない世代の方が多くなるときがやってくる。

だからこそ、当時のことを知る人が

もっと伝えていかなければいけないことがあるはずだ。

県内では

まだ復旧していないところもある。

復興には程遠いところがある。

それでも、歩みを止めない強さを持っている。

みんなでこの7年を乗り越えてこられたのだから、

50年後、100年後には

思い描く福島の姿が待っているに違いないと、信じたい。

安藤桂子のアン・ドゥ・トロワ|アナウンサーブログ

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