安藤桂子のアン・ドゥ・トロワ

6年

2017.03.13

日々は光のように駆け抜ける。

目の前のことを追うのに精いっぱいで、

いつの間にか月日が過ぎている。

福島は、時が止まっていると言われるし、

もちろんそういうところもあるのだけれど、

それだけじゃないことを知っている。

変わらない中にも、変化はあるということ。

今年の3月11日は、

初めて宮城県のスタジオから

被災3県共同で報道特別番組をお伝えしました。

番組の取材で

今月私は、東京電力福島第一原発を初めて訪ねました。

原発事故から6年が経過する第一原発の構内では、

防護服がいらない場所があったり

原子炉建屋の姿が以前と大きく変貌したりしていました。

免震重要棟では、

放射性物質を建物の中に持ち込まないように

入口部分でスクリーニング検査が綿密に行われ、

建物の中では土足厳禁になっていたりと

初めて知ることが多くありました。

緊急対策室に入ると

一段と空気がピリッと張りつめ、

今も緊急事態だということを改めて実感させられました。

一方で、大型休憩所の中のコンビニや食堂では

作業員の人たちの普段の表情を垣間見ることができました。

今回の番組では、被災3県だからこそ出来る伝え方が出来たらと

岩手・宮城のキャスターと話し合いました。

同時に、岩手・宮城のことは知らないことが多く、

福島に関しても

周りからは同じようにみられているんだと感じました。

風化と同じくらい懸念するのは、

時がどこかで止まった福島のイメージが

いつまでも他県の人々の中に居座り続けること。

そのためには何が必要か。

7年目の今、

考え抜いていきたい。

安藤桂子のアン・ドゥ・トロワ|アナウンサーブログ

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